お灸との最初の出会いは、鍼灸専門学校入学後でした。
お灸と言えば、「灸をすえる」(ヤーチューするよ)と言われた記憶はあるけれど、実際にされたことは無かったし、見たこともありませんでした。
接骨院で、電極を付ける最中お年寄りの背中に、大きな丸い跡があり、聞くとお灸の跡だと…どんなに熱いのか、想像するだけで恐ろしかったです。
入学すると、お灸のスターターキットを生徒は購入し、竹を半分に割ったもの(足踏み竹を想像してください)を配られ、その上での施灸練習が始まりました。
食べ過ぎ胃もたれした時に、「足三里」(松尾芭蕉で有名なツボです)に、50壮(お灸の数え方は、壮ソウです)ほどしてみると、ドンドンすっきりしてきたのです!
「お灸って効くんだ…‼」というのが、本当の意味でのお灸との出会いでした。
そして、お灸が好きになるきっかけでした。
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